[Hiraganabunseki-org] ご相談:『ぶんせき』誌への投稿について
Shoichi KATSUTA
katsuta @ faculty.chiba-u.jp
2022年 10月 18日 (火) 20:40:00 JST
編集幹事の皆様
千葉大の勝田です。いつもお世話になっております。
このたび『ぶんせき』誌【講義】欄への投稿希望があったため、皆様にご相談し
たくメールを送らせていただきました。少々長文ですが、ご了承下さい。
当初は小委員長の菅沼様に相談し、来週の編集委員会で議論していただく予定で
した。ただ、原稿案が既にあり、それを見ていただいたうえでご意見を伺ったほ
うが良い(一方、現段階ではあまり多くの人に原稿を送るのは良くない)と判断
し、幹事会内でご意見を仰ぎたいと思いました。
まず、本件の経緯について説明します。投稿希望の記事は、元々は 千葉大学・
総合安全衛生管理機構 町田 基 教授 が『これからの環境分析化学入門』とい
う書籍用に依頼されて執筆したものです。その原稿(約10MB)をデータ便でお送
りします。下記URLより 10/21 までダウンロードできます(パスワードなし)。
https://datadeliver.net/receiver/file_boxes/bc63094fcb51427d8633afe48475dc57/rc/b192360e80d845a98633d3e07b6c45c0
テーマは「実験室の安全」であり、著者曰く「内容は実験室の安全で,特に化学
物質のリスクの内,高頻度で発生している大学や研究機関での薬品火災のリスク
とリスク回避について強調したい」とのことです。しかし、それが書籍の趣旨に
合わないという理由でリジェクトされ、その後、書籍編者の一人である 小熊幸
一先生 から『ぶんせき』誌【ロータリー】(談話室?)への投稿を勧められ、
私へ相談したということです。
原稿を読んでみると、確かに【ロータリー】的な文章が見られますが、表・写真
込みで約15000字もあり【ロータリー】(規定では1200〜2400字)としてはあま
りに長過ぎます。そこで、執筆要領を町田先生に送ってご検討いただいた結果、
【講義】として投稿させていただけないかと回答がありました。
菅沼副委員長にも原稿を見ていただきましたが、本原稿の主な問題点は以下の2
点と思われます。
(1) 法律違反や法律軽視とみられる内容・表現が随所に見られる(原稿中のコメ
ントを参照下さい)。「法律で決められているけど、実際はこうだよね」という
ような記述が散見され、法律軽視を助長させるようで、このままでは本誌への掲
載に適さない。 <-- おそらくこれが書籍編者に却下された理由と推測されます
(2) テーマ的に今年連載中の【ミニファイル】(衛生と安全)と被る。
よって、もし本稿の【講義】への掲載を認める場合は、(1) 法律軽視と捉えられ
かねない表現を全て削除または修正する、(2)【ミニファイル】の内容を踏まえ
て本稿の意義・位置づけ等を明記する、などの大幅な修正が必要と思われます。
小熊元編集委員長からの推薦なので断りにくい事情もありますが、皆様から本稿
の承認や掲載欄、修正すべき点等についてご意見をいただければ幸いです。よろ
しくお願いいたします。
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勝田 正一
千葉大学大学院理学研究院 化学研究部門
〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町 1-33
Phone & Fax: (043)290-2781
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