サプライチェーンのグローバル化・複雑化に伴い,品質管理,特に低コスト・効率的に評価できるスクリーニング分析技術の重要性が増しています.近年,複数のスクリーニング分析手法がIEC国際規格などで採用され始めています.また,日本発の装置・技術も複数開発され,有機・無機化合物分析の両面で技術が充実してきています.今後,スクリーニング分析が産業界に浸透し,適用範囲の更なる拡大の流れになることが望まれます.また,それに応じて分析装置・技術の更なる改良・高性能化も進展するとが望まれます.現在をスクリーニング分析の黎明期から発展期に移行する過渡期と捉えると,ユーザー/分析装置メーカー/学術機関での情報発信・共有がますます重要になると考えます. このような状況を鑑み,本研究懇談会はスクリーニング技術に係る議論・交流の場として,産業界に必要とされる技術・装置の育成をサポートし,規格化・標準化の一助となることを目指して設立しました.各社の品質管理システムへのスクリーニング分析技術を導入(自社基準)や分析技術の向上・改善する上での情報交換の場として,また,自社基準の分析手法を世界標準の手法を高めるための入り口としての情報発信の場として本研究懇談会をご活用いただければ幸いです. スクリーニング分析研究懇談会 委員長 津越 敬寿(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
新型コロナウィルス流行の影響を踏まえて講演会活動を自粛していましたが、今期より活動を再開しました.
日時 | 内容 | 場所 |
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2023年1月27日NEW | 第6回講演会 | ㈱日本電子・東京事務所 |
2022年9月15日(日本分析化学会・第71年会) | 第5回講演会 | 岡山大学,岡山 |
日時 | 内容 | 場所 | 2020年1月24日 | 第4回講演会 | ㈱日立ハイテクサイエンス・サイエンスソリューションラボ東京 |
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2019年9月13日(日本分析化学会・第68年会) | 第3回講演会 | 千葉大学,千葉 |
2019年2月1日 | 第2回講演会 | ㈱日本電子・東京事務所 |
2018年9月14日(日本分析化学会・第67年会) | 第1回講演会 | 東北大学,仙台 |
2018年9月 5日(JASISシンポジウム2018) | 日本質量分析学会コラボ企画 | 幕張メッセ 国際会議場 |
2017年10月27日 | 設立準備講演会 | オルガノ㈱ |
主催:日本分析化学会・スクリーニング分析研究懇談会
主 旨 サプライチェーンのグローバル化・複雑化に伴い,品質管理,特に低コスト・効率的に評価できる スクリーニング分析技術の必要性が増しており,日本発のスクリーニング分析法が複数開発され,有機・ 無機化合物の両面で技術が充実してきています.本講演会では,新しいスクリーニング分析手法の紹介や 規制動向の情報整理,各機関におけるスクリーニング分析法を含む品質管理等での取組み紹介をテーマに 取り上げ,情報交流の機会の一つとして企画しました.
期 日 2023年1月27日 (金) 13:00~17:20 (受付 13:00~13:30)
会 場 日本電子(株)東京事務所/大会議室(大手町野村ビル18階) https://www.jeol.co.jp/corporate/outline/branch.html 東京メトロ東西線・丸ノ内線 大手町駅【B2a出口】直結 JR・東京駅 丸の内北口 徒歩5分
講演プログラム 13:00~13:30 受付 13:30~13:40 開会の挨拶 13:40~14:25 化粧品中の重金属測定[仮題] (コーセー)安田 純子 14:25~15:10 近赤外分光法を用いた散薬鑑査支援装置「コナミル」の開発 (ウィズレイ)森山 圭 15:10~15:40 休憩【フリーディスカッション】 15:40~16:25 DART-MSによる食資源の成長因子評価や食品の美味しさ評価を目指して (宮城大学)庄子 真樹 16:25~17:10 PFASの規制とスクリーニング試験法 (ユーロフィン・プロダクト・テスティング)金子 貴義 17:10~17:20 閉会の挨拶
参加費 会員1,000円,会員外3,000円
懇親会 講演会終了後,講師の方々を囲んで懇親会を予定しています. 懇親会費は実費(5,000円程度を予定)です.
定 員 30名
申込締切日
2023年1月26日 (木)
2023年1月23日(月)
申込方法 参加希望者は,氏名,勤務先・連絡先,懇親会参加の有無を明記のうえ,E-mailにより下記宛に お申し込み下さい.参加証は発行しませんので,直接会場にお越しください(定員締切後の申込みに つきましては後日に連絡します).
問合・申込先 スクリーニング分析研究懇談会 事務局 E-mail: scr-info@ ( jsac.jp を付けてください)
講演タイトル・演者 『液体電極プラズマによる可搬型オンサイト元素分析装置とその適用例』 講演者: 山本 保(やまもと たもつ) 所属: 株式会社マイクロエミッション
(概要) 液体電極プラズマ(日・米・中にて特許取得)の採用により、プラズマ発光分析の使いやすさと 信頼性をコンパクトに実現した可搬型オンサイト元素分析装置について、その適用例を含めて ご講演いただく予定です. 期日・会場 2022.9.15(木) 10:15~10:45 岡山大学(津島キャンパス) 講演会は(公社)日本分析化学会 第71年会(2022.9.13~15, 岡山大学)の一環として行います. 詳細プログラムは学会ホームページを参照ください.テーマ 『工業材料などのスクリーニング技術の最新動向』 主催:日本分析学会・スクリーニング分析研究懇談会
主 旨 サプライチェーンのグローバル化・複雑化に伴い,品質管理、特に低コスト・効率的に評価できる スクリーニング分析技術の重要性が増しており,日本発のスクリーニング分析法が複数開発され,有機・ 無機化合物の両面で技術が充実してきています.特に有機化合物のスクリーニング分析にフォーカスして, 最新の分析技術に関する動向の情報整理のための本講演会を企画しました.
期 日 2020年1月24日 (金) 13:00~17:30 (受付 13:00~13:30)
会 場 (株)日立ハイテクサイエンス サイエンスソリューションラボ東京 https://www.hitachi-hightech.com/hhs/about/corporate/location/index.html 東京メトロ有楽町線新富町より徒歩1分【5番出口利用】 東京メトロ日比谷線築地駅より徒歩4分【4番出口利用】 JR京葉線、東京メトロ日比谷線八丁堀駅より徒歩8分【A3出口利用】
講演プログラム 13:00~13:30 受付 13:30~13:40 開会の挨拶 13:40~14:25 愛媛県紙産業技術センターにおける分析事例紹介~主に紙・プラスチック製品について~ (愛媛県紙産業センター)〇西田典由 14:25~15:10 環境負荷物質のスクリーニングにおける社内取り組みについて (矢崎総業)〇中込政樹 15:10~15:30 スクリーニング分析手法の普及のために「研究開発と標準化推進の動向」 (日本規格協会ソリューションズ)〇獅山有邦 15:30~16:10 休憩【フリーディスカッション】 16:10~16:55 加熱脱離質量分析計によるフタル酸エステル類スクリーニング検査の現状 (日立ハイテクサイエンス)〇大川真 16:55~17:05 閉会の挨拶
参加費 会員1,000円,会員外3,000円
懇親会 講演会終了後,講師の方々を囲んで懇親会を予定しています. 懇親会費は実費(5,000円程度を予定)です.
定 員 30名
申込締切日 2020年1月17日(金)
申込方法 参加希望者は,氏名,勤務先・連絡先,懇親会参加の有無を明記のうえ,E-mailにより下記宛に お申し込み下さい.参加証は発行しませんので,直接会場にお越しください(定員締切後の申込みに つきましては後日に連絡します).
問合・申込先 スクリーニング分析研究懇談会 事務局 E-mail: scr-info@ ( jsac.jp を付けてください)
講演タイトル・演者 『新規マルチイオン化質量分析(バーチャルタンデムMS)装置の試作開発』 講演者: 津越 敬寿(つごし たかひさ) 所属: 国立研究開発法人 産業技術研究所
(概要) 近年,ニュース等でもたびたび取り上げられる『サイレントチェンジ(メーカーが知らない間に, 下請け企業などが部品の材料や仕様を変えてしまうことを指す)』に対応するため,原材料・素材中の 添加剤等を網羅的に検出するために試作開発した装置について,ご講演いただく予定です. 期日・会場 2019.9.13(金) 10:30~11:00 千葉大学 講演会は(公社)日本分析化学会 第68年会(2019.9.11~13, 千葉大学)の一環として行います. 詳細プログラムは学会ホームページを参照ください.テーマ 『工業材料などのスクリーニング技術の最新動向』 主催:日本分析学会・スクリーニング分析研究懇談会
主 旨 サプライチェーンのグローバル化・複雑化に伴い,品質管理、特に低コスト・効率的に評価できる スクリーニング分析技術の重要性が増しており,日本発のスクリーニング分析法が複数開発され,有機・ 無機化合物の両面で技術が充実してきています.特に有機化合物のスクリーニング分析にフォーカスして, 最新の分析技術に関する動向の情報整理のための本講演会を企画しました.
期 日 2019年2月1日 (金) 13:00~17:35 (受付 13:00~13:20)
会 場 日本電子(株) 東京事務所 大会議室(大手町野村ビル18階) https://www.jeol.co.jp/corporate/outline/branch.html 東京メトロ東西線・丸ノ内線 大手町駅【B2a出口】直結 JR・東京駅 丸の内北口 徒歩5分
講演プログラム 13:00~13:20 受付 13:20~13:30 開会の挨拶 13:30~14:05 IAMS,Py/TD-GC-MS を用いたスクリーニング分析法:RoHS・フタル酸エステル, REACH・高懸念物質 (沖エンジニアリング)〇征矢健司 14:05~14:55 電池事業における環境受入検査体制の構築とフタル酸エステル類への取組み (パナソニック)〇大下太郎 14:55~15:15 休憩 15:15~16:05 TLC によるフタル酸エステルのスクリーニング検査 (東芝)〇小山翼 16:05~16:40 フタル酸エステル類の高速 Py/TD-GC-MS分析 (フロンティア・ラボ)〇塩野愛 16:40~17:30 RoHS2.0_IAMS 法対応:マルチイオン源搭載 DIP-IA/PI/EI-QMS の試作開発 (産総研)〇津越敬寿 17:30~17:35 閉会の挨拶
参加費 会員1,000円,会員外3,000円
懇親会 講演会終了後,講師の方々を囲んで懇親会を予定しています. 懇親会費は実費(5,000円程度を予定)です.
定 員 30名
申込締切日 2019年1月21日 (月) 2019年1月30日(水)に延期しました.
申込方法 参加希望者は,氏名,勤務先・連絡先,懇親会参加の有無を明記のうえ,E-mailにより下記宛に お申し込み下さい.参加証は発行しませんので,直接会場にお越しください(定員締切後の申込みに つきましては後日に連絡します).
問合・申込先 スクリーニング分析研究懇談会 事務局 E-mail: scr-info@ ( jsac.jp を付けてください)
講演タイトル・演者 『サイレントチェンジと疑われる分析事例の紹介と品質管理による未然防止策』 講演者: 嶋田 剛志(しまだ つよし) 所属: 一般財団法人 化学研究評価機構
(概要) 近年,ニュース等でもたびたび取り上げられる『サイレントチェンジ(メーカーが知らない間に, 下請け企業などが部品の材料や仕様を変えてしまうことを指す)』をキーワードに,その事例を踏まえた 化学研究評価機構での取組み状況などについて,ご講演いただく予定です. 期日・会場 2018.9.14(金) 10:45~11:45 東北大学 川内北キャンパス 講演会は(公社)日本分析化学会 第67年会(2018.9.12~14, 東北大学)の一環として行います. 詳細プログラムは学会ホームページを参照ください.テーマ 『日本質量分析学会と日本質量分析学会』 主催:日本質量分析学会・JASIS企画部会, 日本分析学会・スクリーニング分析研究懇談会 (概要) JASISシンポジウムでの日本分析化学会と日本質量分析学会のコラボ企画として,両学会にも深く係る『質量分析による迅速スクリーニング技術』をキーワードに3つの技術講演が行われます.
プログラム 【第1部 両学会を知る】 11:00~12:45 ・日本分析化学会の紹介 (日本分析化学会会長 岡田哲男) ・日本質量分析学会の紹介 (日本質量分析学会前会長 和田芳直) ・両学会に参加して (産総研 津越敬寿) 【第2部 接点を探る「迅速スクリーニング」と題して】 14:15~16:00 ・フタル酸エステル類検査装置の紹介 (日立ハイテクサイエンス 大川真) ・探針エレクトロスプレーイオン化質量分析計の紹介 (島津製作所 緒方是嗣) ・フラグメントレスイオン化質量分析の材料評価への応用~IAとPI~ (産総研 津越敬寿) ・総合討論 期日・会場 2018.9.5(水) 11:00~16:00 幕張メッセ 国際会議場 102会議室 参加費 日本質量分析学会員,日本分析化学会員学会員:無料 一般:1000円(税込) 参加登録 参加登録が必要です. 詳細は日本質量分析学会ホームページを参照ください.
テーマ 『スクリーニング手法による製品含有化学物質管理の効率化』 主催:スクリーニング分析講演会実行委員会 共催:(公社)日本分析学会
講演プログラム 13:00~13:30 受付 13:30~13:40 開会の挨拶 13:40~14:30 RoHS,REACHなど法規制に関する過去・現状・未来予測 (東京環境経営研究所)〇松浦 徹也 14:30~15:20 加熱脱離イオン化質量分析計HM1000によるフタル酸エステル類の迅速分析 (日立ハイテクサイエンス)〇大川 真 15:20~15:35 休憩 15:35~16:25 アンビエントイオン化法 DART (Direct Analysis in Real Time) の 製品含有化合物 の迅速分析への応用 (日本電子)〇田村 淳 16:25~17:15 DIP/MSによる製品含有物質評価:中~高沸点、難揮発性化合物まで (産業技術総合研究所)〇津越敬寿 17:15~17:30 閉会の挨拶 期日・会場 2017.10.27(金) 13:00~17:30 オルガノ株式会社・本社 2F 211会議室
参加費 1,000円
懇親会 講演会終了後,講師の方々を囲んで懇親会を予定しています. 懇親会費は実費(5,000円程度を予定)です.
定 員 30名
申込締切日 2017年10月24日 (火)
申込方法 参加希望者は,氏名,勤務先・連絡先,懇親会参加の有無を明記のうえ,E-mailにより下記宛に お申し込み下さい.参加証は発行しませんので,直接会場にお越しください(定員締切後の申込みに つきましては後日に連絡します).
問合・申込先 事務局 ㈱神戸工業試験場 三島有二