公 開 シ ン ポ ジ ウ ム
−近未来環境変動予測と分析化学の役割−
日本分析化学会第47年会


主催日本分析化学会第 47 年会実行委員会
日時10 月 7 日(水)13 時 30 分〜17 時
場所岐阜大学柳戸キャンパス(第 47 年会K会場)
開催趣旨 本シンポジウムは岐阜大学で開催する第 47 年会に併設して市民開放の公開シンポジウムとして企画しました。温暖化,酸性雨,オゾン層破壊や熱帯林の減少など地球環境問題が将来の人類存亡の危機と関係する重要課題として,大きな関心を集めています。さらに,最近では廃棄物問題が顕在化し,なかでも廃棄物焼却に伴って発生するダイオキシン類が猛毒物質として,又,環境ホルモンの一つとして,新たな社会問題を提起し,早急な対策が迫られています。日本列島はこのままでは“ゴミ列島”,“汚染列島”とでも呼ばれる状態になりかねません。さらに,爆発する人口問題,それに伴う食糧問題を考えると,悠長な長期的問題解明と対応技術の検討といった対策のみではすまされないという現状認識が必要です。
  本シンポジウムでは,地球人口が 100 億人に近づく 2020 年までを「近未来環境」と設定して,その環境変動を予測し,我々は当面何をすべきかを最前線で活躍される専門家にやさしく解説していただき,それらの話題提供を素材にして,近未来環境問題に対して,私達一般市民は,そして分析化学者は何をなすべきかを皆さんとともに考えてみたいと思います。
[プログラム]
あいさつ(13.30〜13.35) (名大院工)○柘植 新

座長 酒井忠雄
(13.35〜14.00)
1.ダイオキシンを中心とする環境ホルモンの環境影響と対策
(国立環境研)○森田昌敏
(14.00〜14.25)
2.酸性雨問題とアジア計測ネットワーク
(名工技研) ○田中一彦
(14.25〜14.50)
3.成層圏オゾン層破壊物質と地球温暖化気体の濃度モニタリングと将来
(東大アイソトープ総合セ)○巻出 義紘

座長 本浄高治
(15.05〜15.30)
4.海洋環境保全のための自動モニタリング計測法の開発
(滋賀県大環境科学)○中山英一郎
(15.30〜15.55)
5. 自動車産業における環境調和材料の開発
(トヨタ自動車)○野村孝夫
(15.55〜16.20)
6.近未来環境問題対策のための地球システム学の提唱
 (名大院工)○原口紘

7.総合討論(16.20〜17.00)
総合司会 (名大院工)柘植 新
参加費 無料
プログラムに戻る | 分析化学会第47年会のホームページに戻る