日本分析化学会第48年会
研究発表プログラム


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  1. 座長は交渉中の方を含みます( 7 月 2 日現在)。
  2. 講演時間は,一般講演(口頭発表) 15 分(講演 12分,討論 3 分),テクノレビュー講演 30 分です。
  3. ポスター発表時間は,第 1 日( 9 月 8 日) 14 時〜16 時,第 2 日( 9 月 9 日) 10 時〜12 時,第 3 日( 9 月 10 日)10時〜12時です。
  4. 講演番号の末尾の「T」は,テクノレビュー講演を示します。
  5. 講演時の映写は,OHP に限ります。
  6. 本プログラムは7月2日現在の速報版です。断りなく変更することもあります。又、演題及び講演者氏名に一部表示できない文字がありますがご了承ください。

【特  別  会  場】

第 2 日( 9 月 9 日)

座長 高木 誠(14.15〜15.00)
[学会賞講演]
接触酸化還元反応における配位子効果と分析化学的応用(筑波大化学系)河嶌拓治

座長 渡会 仁(15.00〜15.45)
[学会賞講演]
不安定化学種の電子分析化学的研究(京大院工)岡崎 敏

座長 古田直紀(15.45〜16.30)
[学会賞講演]
プラズマ分光法による多元素同時計測システムの開発(名大院工)原口紘

【S  会  場】 第 48 年会付設シンポジウム

1.機器分析関連シンポジウム

テーマ:ここまできた質量分析法
主催:日本分析化学会第 48 年会実行委員会
日時:9 月 8 日(水)9 時 30 分 〜 12 時 30 分
場所:甲南大学(第 48 年会S会場)
開催趣旨:
質量分析法は各種クロマトグラフィーなどの分離法と組み合わされ、分析化学において大きな役割を果たしている。又、基礎的な分野においても化学反応で生成する反応中間体の検出を含めて更なる展開が期待され、益々、応用範囲が広がりつつある。このシンポジウムでは、実際に色々な分野で質量分析法を利用されている研究者にその成果と実際についての講演を行って頂き、これを通して質量分析法を考え、各自の研究との関わりなどについて議論できる場としたい。

[プログラム]
趣旨説明 樋上照男(9:30〜9:35)
座長 樋上照男(09.35〜10.15)
1S01 不安定な反応生成物のオンラインエレクトロスプレー質量分析(関大工)荒川隆一
座長 荒川隆一(10.15〜10.55)
1S02 最近の質量分析機器の動向(島津)永柳 衍
座長 永柳 衍(10.55〜11.35)
1S03 GC/MS による環境汚染物質の微量分析(兵庫県立公害研)中野 武
座長 前田拓巳(11.35〜12.15)
1S04 質量分析法による生体高分子の研究(サントリー生物有機科研)益田勝吉
質疑応答(司会 前田拓巳・樋上照男)
 (12:15〜12:30)
参加費:無料(但し,第 48 年会参加登録者に限る)

2.分析化学教育関連シンポジウム

テーマ:毒性化合物への対処;管理・廃棄・分析・救命
主催:日本分析化学会第 48 年会実行委員会
日時:9 月 8 日(水)14 時 〜 16 時 40 分
場所:甲南大学(第 48 年会S会場)
開催趣旨:
近年、毒性化合物の使用を伴う様々な事件が多発し、これら化合物の名称や毒性が、新聞・雑誌並びにテレビなどを通して一般社会に報じられることがしばしばであった。一般社会人の場合、これらの化合物については一歩離れた視点から遠巻きに眺めるだけにとどまっており、又、科学者の立場としても、多くの場合これらの化合物を日常的には取り扱ってはいないであろうことが推察される。その毒性を初めとした性質、分析法、管理・廃棄を含めた取り扱い方などについては熟知されているとは言い難いのではなかろうか。例えば、検出・定量についても、教科書的な記載については承知しているものの、実試料の分析については、特定の機関によって行われがちであり、一般の分析科学者が常時対応できるといったものでもない。さらには、現実の問題として、毒性化合物によって人体に発現される症状について知る由もなく、社会全般として、毒性化合物に関する認識不足があると考えられる。このような観点から、分析化学会の会員が、毒性化合物についての認識を新たにするためのシンポジウムを企画した。

[プログラム]
趣旨説明 横井邦彦(14:00〜14:05)
座長 横井邦彦(14.05〜14.40)
1S05 毒物劇物の管理について(兵庫県庁健康福祉部)石井郁夫
座長 中井 泉(14.40〜15.45)
1S06 法化学における薬毒物分析の現状(阪府警科捜研)土橋 均
座長 萩中 淳(15.45〜16.40)
1S07 中毒症例に対する臨床現場における対応;救命・救急処置を中心に(阪大医)島津岳士
参加費:無料(但し,第 48 年会参加登録者に限る)

3.生物・環境分析関連シンポジウム[一般公開]

テーマ:内分泌撹乱化学物質;分析化学は今・・
主催:日本分析化学会第 48 年会実行委員会
日時:9 月 9 日(木) 14 時 〜 16 時 35 分
場所:甲南大学(第 48 年会S会場)
開催趣旨:
近年、内分泌攪乱化学物質(通称環境ホルモン)は、社会で大きな話題となっており、分析化学の微量分析の進歩が大きく期待されている。全国的な河川調査が昨年実施されたが、その調査・分析方法の立案・実行を推進された諸先生に、分析技術という観点からお話を伺うことを企画した。

[プログラム]
趣旨説明 藤本武利(14:00〜14:05)
座長 脇阪達司(14.05〜14.55)
2S01 調査分析方法の作り込みの考え方(国立環境研)森田昌敏
座長 脇田慎一(14.55〜15.45)
2S02 環境試料 (水質・底質・生物) の GC/MS 分析;トリクロサンから環境ホルモン性フェノール (14 種) を経てエストラジオール分析への路(阪府公害監視セ)奥村為男
座長 今北 毅(15.45〜16.35)
2S03 河川水中のエストロジェン等の分析方法と生物検定法との関係(国立環境研)彼谷邦光
参加費:無料
参加方法:当日会場へ直接来場下さい。

4.化学分析関連シンポジウム

テーマ:溶液を基礎とする 21 世紀の分析化学
主催:日本分析化学会第 48 年会実行委員会
日時:9 月 10 日(金)9 時 30 分 〜 11 時 50 分
場所:甲南大学(第 48 年会S会場)
開催趣旨:
分析化学はその目的並びに方法論において、本来学際的である。このことは分析化学の魅力であり、発展の原動力であるが、逆に基礎的視野の重要性を見失うことにもなりかねない。本シンポジウムでは、分析化学の分野で、溶液化学に立脚した先端的研究を展開されている若手研究者に、関連分野の到達点を分かり易く紹介していただくとともに、21世紀の分析化学に向けた夢、課題について考えを語っていただく。

[プログラム]
趣旨説明 梅谷重夫(9:30〜9:35)
座長 梅谷重夫(09.35〜10.35)
3S01 有機分析試薬の現在と今後の展開;分子認識試薬を中心として(甲南大理)茶山健二
3S02 荷電表面・界面を用いる分離の機構;溶媒和と分離の選択性(東工大院理工)岡田哲男
座長 加納健司(10.35〜11.35)
3S03 光を試薬として用いる分析化学を目指して;レーザー光電気化学測定法(信州大理)樋上照男
3S04 油水界面電荷移動の研究の果たす役割(神戸大理)大堺利行
質疑応答(司会 加納健司・梅谷重夫)
(11:35〜11:50)
参加費:無料(但し、第 48 年会参加登録者に限る)

【若手シンポジウム】

テーマ:何を測る、何で測る。
主催:「分析 21 世紀基金」企画運営委員会
共催:日本分析化学会第 48 年会実行委員会
日時:9 月 7 日(火) 13 時 50 分 〜 17 時
場所:甲南大学 8 号館 821 教室
開催趣旨:
このシンポジウムでは、分析方法主導ではなく対象主導の研究に焦点を当て、このような立場から研究を行っている若手研究者の講演を通して、21世紀の分析化学を展望する。実際に物を測ることは分析化学の一つの大きな目的であり、古来、物を測ることから科学が始まったと言っても過言ではない。近年の分析法の発展は今までに測ることの難しかった物質の量や質に対する情報を与え、これを基にした新しい科学の展開が可能となっている。現在、測る対象は半導体やプラスチックなどの工業製品あるいは生体関連物質や環境汚染物質など、実際的にしかも直接的に人間生活に関連する物質が多くを占めている。勿論、これらの物質を測ることが分析化学の重要な課題であることは言うまでもないが、分析化学は次に何を測り、何を科学していくかを探る役割を担っている分野でもある。このシンポジウムが、分析化学がこれらの問題をどのように捕らえ、どのように展開して行くかについて考える一つの機会となることを期待する。

[プログラム]
9 月 7 日(13.50〜17.00)
1.植物シデロホアの探索と植物プランクトン種の光合成制御(京大化研)長谷川 浩
2.多元素分析から観る植物(名大院工)保倉明子
3.雪氷、陸水、海水の微量アンモニア分析(滋賀県大環境科学)丸尾雅啓
4.電気化学薬物分析(東薬大薬)荒井健介
5.高性能分析試薬の創製と希土類相互分離系の構築;ピコ・スケール制御への挑戦(阪教大)久保埜公二
参加費:無料(ただし、第 48 年会参加登録者に限る)

問合先:〒390-8621 長野県松本市旭 3-1-1 信州大学理学部化学科 樋上照男(TEL:0263-37-2474,FAX:0263-37-2559, E-mail: thinoue@gipac.shinshu-u.ac.jp)
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