時間 |
内容 |
13:00〜13:05 |
開会挨拶 |
13:05〜14:00 |
多種多様な腸内細菌の変化を解析・評価する手法の紹介
株式会社テクノスルガ・ラボ 久田 貴義
要旨:腸内に存在する腸内フローラの乱れは、宿主の様々な疾病に関係するという報告が増えている。食事による疾病予防といった人の健康改善が注目され、腸内フローラの解析は食品開発・予防医学への貢献が期待されている。本講演では、腸内フローラの構成や存在量を調べるための分子生物学的手法を紹介する。 |
14:00〜14:55 |
環境DNA分析による生息魚類の推定
農業・食品産業技術総合研究機構 小出水 規行
要旨:調査水域の水からDNAを抽出し、その中に対象とする種やどのような種のDNAが含まれているのか検出により、魚類の生息状況を推定する環境DNA分析が注目されている。本講演では手法概要を説明し、河川や農業水路等における調査事例を紹介する。今後の実用化に向けた取り組み等、社会実装への展開についても議論を深めたい。 |
14:55〜15:05 |
休憩 |
15:05〜16:00 |
養殖魚類におけるゲノム情報を活用した育種研究
東京海洋大学 坂本 崇
要旨:水産養殖においては、生産過程で毎年疾病が発生し、被害をもたらしている。クロマグロ、ウナギ、ブリ類では、養殖業のほとんどに天然種苗を用いており、天然魚から短期間で耐病性人工種苗を作出する育種技術開発が必要とされている。本講演ではブリ、ヒラメにおける耐病性研究の成果を中心に、養殖魚におけるゲノム情報を活用した育種研究の現状を紹介する。 |
16:00〜16:55 |
医薬分野における遺伝子解析
大阪府立大学 岡澤 一秀
要旨:「NGS全ゲノム解析」「ゲノム編集」「SNPsデータベースを用いた疾病検査」など、近年の遺伝子工学の格段の進歩は、医薬分野における診断や治療を大きく変貌させている。黎明期のPCR法やシーケンス法を踏まえた技術革新の過程と、最新の遺伝子解析技術が我々の生活に果たす役割等について紹介する。 |
16:55〜17:00 |
閉会挨拶 |
17:15〜19:15 |
情報交換会 |