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第6回 受託分析研究懇談会セミナー
―次代に繋がる遺伝子技術―
 
受託分析研究懇談会は、2013年3月に公益社団法人日本分析化学会の17番目の研究懇談会として設立されました。
受託分析を業務とする団体及び会社の発展、技量の向上、分析法の開発等に貢献することを目的としています。
第6回セミナーを、下記の案内の通り開催いたします。
受託分析機関にとどまらず、分析現場の最新の活動状況や新たな取り組み等にご関心のある方のご参加をお待ちしております。

主催 公益法人日本分析化学会 受託分析研究懇談会
協賛 食品衛生学会、日本化学会、日本農芸化学会、日本薬学会
期日 2018年11月8日(木)
会場 株式会社島津製作所東京支社イベントホール
(東京都千代田区神田錦町 1-3)
https://www.shimadzu.co.jp/aboutus/company/access/tokyo.html
定員 : 80名
交通 JRの場合 JR神田駅西口より 徒歩10分
    地下鉄の場合 都営新宿線 小川町駅、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅、
東京メトロ丸の内線 淡路町駅 B7出口 より 徒歩6分
東京メトロ銀座線 神田駅より 徒歩10分

【プログラム】
 
時間 内容
13:00〜13:05 開会挨拶
13:05〜14:00 多種多様な腸内細菌の変化を解析・評価する手法の紹介
株式会社テクノスルガ・ラボ 久田 貴義

要旨:腸内に存在する腸内フローラの乱れは、宿主の様々な疾病に関係するという報告が増えている。食事による疾病予防といった人の健康改善が注目され、腸内フローラの解析は食品開発・予防医学への貢献が期待されている。本講演では、腸内フローラの構成や存在量を調べるための分子生物学的手法を紹介する。
14:00〜14:55 環境DNA分析による生息魚類の推定
農業・食品産業技術総合研究機構 小出水 規行

要旨:調査水域の水からDNAを抽出し、その中に対象とする種やどのような種のDNAが含まれているのか検出により、魚類の生息状況を推定する環境DNA分析が注目されている。本講演では手法概要を説明し、河川や農業水路等における調査事例を紹介する。今後の実用化に向けた取り組み等、社会実装への展開についても議論を深めたい。
14:55〜15:05 休憩
15:05〜16:00 養殖魚類におけるゲノム情報を活用した育種研究
東京海洋大学 坂本 崇

要旨:水産養殖においては、生産過程で毎年疾病が発生し、被害をもたらしている。クロマグロ、ウナギ、ブリ類では、養殖業のほとんどに天然種苗を用いており、天然魚から短期間で耐病性人工種苗を作出する育種技術開発が必要とされている。本講演ではブリ、ヒラメにおける耐病性研究の成果を中心に、養殖魚におけるゲノム情報を活用した育種研究の現状を紹介する。
16:00〜16:55 医薬分野における遺伝子解析
大阪府立大学 岡澤 一秀

要旨:「NGS全ゲノム解析」「ゲノム編集」「SNPsデータベースを用いた疾病検査」など、近年の遺伝子工学の格段の進歩は、医薬分野における診断や治療を大きく変貌させている。黎明期のPCR法やシーケンス法を踏まえた技術革新の過程と、最新の遺伝子解析技術が我々の生活に果たす役割等について紹介する。
16:55〜17:00 閉会挨拶
17:15〜19:15 情報交換会

【参加申込み】

セミナー参加費  : 受託分析研究懇談会会員  2,000円
   : 主催、共催学会会員  3,000円
   : 上記会員外  4,000円

情報交換会  :  4,000円 参加ご希望の方は氏名、所属、住所、電話番号、メールアドレスをご記入の上、受託分析研究懇談会事務局(n-yamaguchi@nkkk.or.jp)宛にお申し込み下さい。なお、情報交換会不参加の場合は、その旨ご記入ください。

申込締切日  :  10月31日(水) ただし定員に達し次第、締め切らせていただきます。
一機関複数申込みの場合は、受付人数を制限させていただく事があります。