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第5回受託分析研究懇談会セミナー
―社会を支える分析科学(過去、現在、未来)―
 
 受託分析研究懇談会は、2013年3月に公益社団法人日本分析化学会の17番目の研究懇談会として設立されました。
 受託分析を業務とする団体及び会社の発展、技量の向上、分析法の開発等に貢献することを目的としています。
 第5回セミナーを、下記の案内の通り開催いたします。
 受託分析機関にとどまらず、分析現場の最新の活動状況や新たな取り組み等にご関心のある方のご参加をお待ちしております。

主催 公益社団法人日本分析化学会 受託分析研究懇談会
協賛 日本化学会、日本薬学会
期日 2017年11月9日(木)
会場 株式会社島津製作所東京支社イベントホール
(東京都千代田区神田錦町1-3)
http://www.shimadzu.co.jp/aboutus/company/access/tokyo.html
定員 80名
交通 JRの場合     JR神田駅西口より 徒歩10分    
    地下鉄の場合 都営新宿線 小川町駅、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅、
東京メトロ丸の内線 淡路町駅の B7出口 より 徒歩6分
東京メトロ銀座線 神田駅より 徒歩10分

【プログラム】
時間 内容
13:00〜13:05 開会挨拶
13:05〜14:00 社会を支える分析科学の発展と将来
東京理科大学 中村 洋
要旨:分析科学は科学の基盤でありながら、 方法の開発が最重要な使命であることから、科学の発展を左右する機能を有する。 即ち、特異な側面を有する分析科学は、単独で或いは科学を介して社会と深く関わっており、 その発展が大いに期待されている。本セミナーでは、分析科学の本質と社会的役割を考察し、将来像を論じてみたい。
14:00〜14:55 テロ対策分野の計測・分析技術開発
警察庁科学警察研究所 瀬戸康雄
要旨:2020東京オリ・パラ大会を迎え、 猛毒な化学兵器を用いたテロの発生が危惧され、テロ対処では、時間・場所の観点から フィールドで速やかに化学剤を検知することが重要である。テロ現場で初動措置隊など により用いられる、危険物現場計測技術(IMSなど)の現状を概観し、演者が実施してきた技術開発例(質量分析など)を紹介する。
14:55〜15:05 休憩
15:05〜16:00 自動車関連材料の総合分析
元(株)東レリサーチセンター 長澤佳克
要旨:自動車産業では、省エネ・脱温暖化ガスを目標に、 排ガス触媒、車載用パワー半導体、長寿命・高容量電池等の開発が進められ、そこで使われている材料の構造は、 ナノレベルで制御されている。本講演では、材料開発を分子・原子レベルの構造解析という観点で支えている 現代の分析化学技術を紹介する。
16:00〜16:55 透明フィルムの黄変原因解析
日立化成(株)  須藤朋子
要旨:樹脂製品では、黄変は避けて通れない課題である。 特に透明表示材では視認性が低下するため、重大な不具合となるが、その黄変原因や黄変機構の解明は困難なことが 多かった。今回、我々がLC-TOF/MSやGC×GC-MSと分子シミュレーションによる複合分析で、樹脂材料の黄変分析に成功 した例を紹介する。
16:55〜17:00 閉会挨拶
17:15〜19:15 情報交換会

【参加申込み】
 
セミナー参加費 無料
情報交換会 4,000円 参加ご希望の方は氏名、所属、住所、電話番号、メールアドレスをご記入の上、
受託分析研究懇談会事務局(jsac@shimadzu-techno.co.jp)宛にお申し込み下さい。
なお、情報交換会不参加の場合は、その旨ご記入ください。
申込締切日 10月31日(火) ただし定員に達し次第、締め切らせていただきます。
一機関複数申込みの場合は、受付人数を制限させていただく事があります。