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第1回 受託分析研究懇談会総会 及び 第2回 セミナー
―受託分析機関の現状と将来―
 
受託分析研究懇談会は、2013年3月に公益社団法人日本分析化学会の17番目の研究懇談会として設立されました。
受託分析を業務とする団体及び会社の発展、技量の向上、分析法の開発等に貢献することを目的としています。
第2回のセミナーを、下記の案内の通り開催いたします。
受託分析機関にとどまらず、分析現場の最新の活動状況や新たな取り組み等にご関心のある方のご参加をお待ちしております。

主催 日本分析化学会受託分析研究懇談会
期日 2014年11月6日(木)
会場 株式会社島津製作所東京支社イベントホール
(東京都千代田区神田錦町1-3)
http://www.shimadzu.co.jp/aboutus/company/access/tokyo.html
交通 JRの場合     JR神田駅西口より 徒歩10分    
    地下鉄の場合 都営新宿線 小川町駅、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅、
東京メトロ丸の内線 淡路町駅の B7出口 より 徒歩6分
東京メトロ銀座線 神田駅より 徒歩10分

【プログラム】
時間 内容
11:00〜11:30 会員総会
12:30〜13:00 受付
13:00〜13:10 開会挨拶
13:10〜14:00 受託分析会社における医薬品分析の現状と役割
(株)東レリサーチセンター  竹澤正明
要旨:日本国内の新薬及び後発医薬品の市場や、抗体医薬品に代表されるバイオ医薬品やバイオシミラーの今後の市場動向について概説する。その上で、薬物動態分野やCMC分野における、高速液体クロマトグラフィーの役割 と今後期待される点について紹介する。最後に、受託分析会社に求められる品質システム等を紹介する。
14:00〜14:25 環境分野におけるEDD(電子納品)について
−海外の動向と日本版EDD(Electronic Data Deliverable)− 
一般社団法人日本EDD認証推進協議会  上東 浩
要旨:環境計量証明事業では多種多様なデータを取り扱い「計量証明書」を発行している。一方、米国をはじめとする海外では測定機関が発行するデータを認証し、電子ファイルを遣り取りする商習慣が進んできている。海外動向を共有し、日本国内でも電子納品の取り組みを推進する「日本EDD認証推進協議会」の設立の背景と活動内容を紹介する。
14:25〜14:45 休憩
14:45〜15:35 公益財団法人日本分析センターが受託している環境放射能調査
−特に、福島事故後の環境放射能調査について−
公益財団法人日本分析センター  池内嘉宏
要旨:東日本大震災における福島第一原子力発電所の放射能事故について公益財団法人日本分析センターが取り組んだ活動を中心に報告する。放射性セシウムに代表されるγ線放出核種の他に、α線やβ線を測定するものについても紹介する。また、土壌、河川や井戸水などの環境放射線の測定のためのサンプリングの様子についても紹介する。また、通常のサーベイメーターを用いた空間線量測定の他に、より広域な対象の測定を行える車両走行サーベイやヘリコプターによる航空機モニタリングについても触れる。
15:35〜16:00 診断・創薬に活用するオミックス技術
(株)島津テクノリサーチ  辻野 一茂
要旨:生体試料中に存在する数百もの低分子代謝物を高感度で同時測定するメタボロミクスにおいて、GCMS法はキャピラリGCの高分離と保持時間やマススペクトルの再現性の高さが大きな利点となる。今回はその分析例や生体脂質の構成脂肪酸の測定への応用例を紹介する。GCMSではカバーしきれない病態や薬効の指標となる生体成分のLC-MS/MSによるターゲテッドメタボロミクスと定量的プロテオミクスを併せたオミクス受託の展開を紹介する。
16:00〜16:50 メタボロミクス解析によるバイオマーカ探索の現状
ヒューマンメタボローム・テクノロジーズ(株)  菅野隆二
要旨:メタボロミクス解析の特徴の一つは、OMICSの中で表現型に近くバイオマーカ探索に向いていることは知られていたが、網羅性、定量性に課題があり、他のOMICSよりも普及に時間がかかった。 しかし、近年、定量性、網羅性について実用可能な状況となり、一気に普及してきた。本講演では、その現状と将来の展望を示す。また、その事業化の課題についても述べたい。
16:50〜 閉会の挨拶
17:15〜 情報交換会

【情報交換会】

 

日時

2014年11月6日(木) 17:15〜19:15
  場所

イタリアン創作ダイニング「Rio」 http://r.gnavi.co.jp/a643800/
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-14-14 東運協ビル1F TEL 03-3259-4747

  会費 4,000円

【参加申込み】
 
参加費 セミナー 会員2,000円 会員外3,000円
情報交換会 4,000円 (参加費は当日、会場にてお支払い下さい)
申込方法 参加の会(総会、セミナー、情報交換会)、氏名、所属、住所、電話番号、メールアドレスを
ご記入の上、jsac@(shimadzu-techno.co.jpを付けてください)宛にお申し込み下さい。