時間 |
内容 |
11:00〜11:30 |
会員総会 |
12:30〜13:00 |
受付 |
13:00〜13:10 |
開会挨拶 |
13:10〜14:00 |
受託分析会社における医薬品分析の現状と役割
(株)東レリサーチセンター 竹澤正明
要旨:日本国内の新薬及び後発医薬品の市場や、抗体医薬品に代表されるバイオ医薬品やバイオシミラーの今後の市場動向について概説する。その上で、薬物動態分野やCMC分野における、高速液体クロマトグラフィーの役割
と今後期待される点について紹介する。最後に、受託分析会社に求められる品質システム等を紹介する。 |
14:00〜14:25 |
環境分野におけるEDD(電子納品)について
−海外の動向と日本版EDD(Electronic Data Deliverable)−
一般社団法人日本EDD認証推進協議会 上東 浩
要旨:環境計量証明事業では多種多様なデータを取り扱い「計量証明書」を発行している。一方、米国をはじめとする海外では測定機関が発行するデータを認証し、電子ファイルを遣り取りする商習慣が進んできている。海外動向を共有し、日本国内でも電子納品の取り組みを推進する「日本EDD認証推進協議会」の設立の背景と活動内容を紹介する。 |
14:25〜14:45 |
休憩 |
14:45〜15:35 |
公益財団法人日本分析センターが受託している環境放射能調査
−特に、福島事故後の環境放射能調査について−
公益財団法人日本分析センター 池内嘉宏
要旨:東日本大震災における福島第一原子力発電所の放射能事故について公益財団法人日本分析センターが取り組んだ活動を中心に報告する。放射性セシウムに代表されるγ線放出核種の他に、α線やβ線を測定するものについても紹介する。また、土壌、河川や井戸水などの環境放射線の測定のためのサンプリングの様子についても紹介する。また、通常のサーベイメーターを用いた空間線量測定の他に、より広域な対象の測定を行える車両走行サーベイやヘリコプターによる航空機モニタリングについても触れる。 |
15:35〜16:00 |
診断・創薬に活用するオミックス技術
(株)島津テクノリサーチ 辻野 一茂
要旨:生体試料中に存在する数百もの低分子代謝物を高感度で同時測定するメタボロミクスにおいて、GCMS法はキャピラリGCの高分離と保持時間やマススペクトルの再現性の高さが大きな利点となる。今回はその分析例や生体脂質の構成脂肪酸の測定への応用例を紹介する。GCMSではカバーしきれない病態や薬効の指標となる生体成分のLC-MS/MSによるターゲテッドメタボロミクスと定量的プロテオミクスを併せたオミクス受託の展開を紹介する。 |
16:00〜16:50 |
メタボロミクス解析によるバイオマーカ探索の現状
ヒューマンメタボローム・テクノロジーズ(株) 菅野隆二
要旨:メタボロミクス解析の特徴の一つは、OMICSの中で表現型に近くバイオマーカ探索に向いていることは知られていたが、網羅性、定量性に課題があり、他のOMICSよりも普及に時間がかかった。 しかし、近年、定量性、網羅性について実用可能な状況となり、一気に普及してきた。本講演では、その現状と将来の展望を示す。また、その事業化の課題についても述べたい。 |
16:50〜 |
閉会の挨拶 |
17:15〜 |
情報交換会 |