日本分析化学会東北支部



診断・治療を目指す金属錯体の創製
東北大学 大学院環境科学研究科 自然共生システム学講座 環境分析化学分野壹岐研究室


金属と配位子から生成する金属錯体は構成要素の機能の和を超える機能を創発します.当研究室では金属錯体の分子設計を通して医療診断・治療に資する吸光,発光,光熱変換,光変換,分子認識,生体環境認識,磁気緩和,中性子捕捉など多機能性を創発する金属錯体を創製しています.
壹岐伸彦 教授(2022年7月更新)







資源・物質循環型社会の実現を目指して



東北大学 大学院環境科学研究科 自然共生システム学講座 資源再生プロセス学分野吉岡研究室


当研究室では、資源・物質循環型社会の実現を目指し、化学的手法を駆使した新しいリサイクルプロセスや処理プロセスの開発を行っています。これらのプロセス開発の基となる熱分析手法の開発にも取り組んでいます。
吉岡敏明 教授    亀田知人 准教授

齋藤優子 准教授    熊谷将吾 助教(2022年4月更新)







分子構造に基づく薬剤の作用機序解
秋田大学 大学院理工学研究科 生物分子科学研究室


タンパク質の構造と機能を分子・原子レベルで解析し、そのタンパク質の生体内での役割を解明することを目的として日々研究を進めています。タンパク質の機能・役割を解明することは、疾患の発症原因、医薬品の作用機序の解明、新薬開発につながることが期待できます。また、タンパク質は優れたナノバイオマテリアルでもあることから、薬物輸送システム等へのタンパク質の応用を目指した研究を行っています。
松村洋寿 准教授(2022年4月更新)







生体反応を分子レベルで解明する
秋田大学 大学院理工学研究科 生物分析化学・生物構造化学研究室


生命現象において中心的な役割を担っているタンパク質の構造と機能を、分子・原子レベルで解明することを目的に研究を行っています。主に、産業や環境浄化に利用可能な酵素の触媒反応機構の解明と、微生物が形成する中空のタンパク質ナノ粒子を材料にした自己組織化能やナノ触媒・ドラッグデリバリーシステムの開発などを目指した研究を展開しています。

尾髙雅文 教授(2022年4月更新)







質量分析法で探るタンパク質の微小変化
東北大学 大学院薬学研究科 臨床分析化学分野


タンパク質は、病態などの生理的・化学的ストレスにより様々な化学修飾(酸化、糖化、脂質化など)を受けます。そのためタンパク質は、生体内イベントの記録媒体であり、修飾による構造・活性の変化は病因にもなります。私たちは、これらを質量分析法で明らかにし、バイオマーカー探索や病態メカニズム解明などに取り組んでいます。

大江知行 教授(2022年4月更新)







不均一系金触媒と放射性セシウムの最終処分
福島大学 共生システム理工学類表面反応化学研究室


環境問題に対してX線を用いた手法で問題の原因を特定し、解決することを目指しています。特に放射性セシウムの最終処分材料の合成に着目しています。また、ナノ粒子を用いた不均一触媒(担持金属触媒)の調製とキャラクタリゼーションを行っております。

大橋弘範 准教授(2022年4月更新)















電気化学に立脚した新しい計測システムを提案する!
東北大学 大学院工学研究科 バイオ工学専攻 珠玖研究室


新しい電気化学デバイスの提案、実証、実用化を通して、医療・エネルギー・環境分野に貢献することを目的としています。現在取り組んでいる主なテーマには下記のようなものがあります。
・有用細胞を分別するための電気化学システムの開発
・電気化学現象を駆使した生体組織構築への挑戦
・マイクロ流体デバイスを利用した生体環境の再現
珠玖仁 教授(2022年4月更新)







バイオ分析化学〜ケミカルプローブの創製〜
東北大学 大学院理学研究科 化学専攻 分析化学研究室


生命現象を分子レベルで解明することは、21世紀の化学が担うべき魅力的な研究課題です。私たちは、高度な生命現象を司るキープレイヤーとしてのDNA・RNAや、細胞外小胞を研究対象として、これらの機能や機構を解明するための機能性物質(ケミカルプローブ)を作りだすことで、生命科学研究への貢献を目指しています。

西澤精一 教授(2022年4月更新)





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