北海道支部ニュース 第21号
日本分析化学会 北海道支部  2000年6月


更新日:2000/6/23


コミュニケーションと情報伝達

支部長  高橋 英明

平成12年度の支部長を仰せつかった高橋英明です。支部会員各位のご協力、よろしくお願い申し上げます。北海道支部ニュース21号発刊にあたり、一言ご挨拶申し上げます。今を遡ること10年、話は、ときの企画委員会が、北海道支部における情報伝達と支部員同士のコミュニケーションを図るため、「支部ニュース」の発行を諮問したことに始まります。創刊号が1990年8月に発行されました。B5版4頁のかわいらしいものでした。那須編集委員長の他、寺沢浩一、筆者が編集を担当しました。その後、A4版になり、写真も載ったり、ページ数も8頁に増えました。“潤滑剤”の役割を充分に果たしてきたと思います。これまで、編集にあたられた委員諸氏の奮闘に大いに感謝するものです。

分析化学会は、2002年をもって設立50周年を迎えます。そのための記念事業が各種計画されており、その詳細が「ぶんせき」5月号に掲載されています。ぜひご覧下さい。分析化学会の会員数は、1991年の9158名を最高に減少を続け、1998年に8761名までになりました。98年度より会員拡充運動を始め、現在8774名となっています。我らが北海道支部は、213名を擁し、全体の2.43%を占めています。本年度も拡充運動を推進することになり、北海道支部では35名の新入会者を目標としています。皆様のご協力を切にお願い申し上げます。

本会の会長に四ツ柳隆夫氏(宮城高専)が就任されました。氏は、北海道支部の元会員ですので、ご存じの方も多いかと思います。現在、会の財政・運営状況を好転させるべく、種々の新機軸が打ち出されました。会則の見直し、会長と支部会員との懇談会などがそれです。いずれ、会長が来(帰?)道されると思います。日頃の思いを熱く語れる会を設けたいと思いますので、皆様のご参加をお願い申し上げます。

北海道支部では、ホームページを開設しました。アドレスは以下の通りです。http://elechem1mc.eng.hokudai.ac.jp/JsacBranch/JsacBranch.html支部ニュースとともにコミニュケーションの場を提供できれば、と思っております。支部会員の研究室などとリンクしてネットワークを作ることを計画していますので、是非皆様の研究室のホームページアドレスをお教え下さい。2002年度が北海道支部がそれぞれお世話することになっております。北海道大会を成功させるため、近々、準備委員会を発足させる予定です。皆様のご協力を切にお願いいたします。分析化学が“分析科学”へと進化し、その目指す方向がきわめて多様になってきました。北海道支部の辿る道筋も決して平坦ではありません。新しい世紀へ向けての確かな一歩をふみだすため、コミュニケーションと情報伝達とを重視して支部運営をはかっていきたいと思います。ご支援のほどよろしくお願い申し上げます

平成12年度支部役員

副支部長

庶務幹事

会計幹事

高橋 英明

三浦 敏明

伊藤 純一

坂入 正敏

笹木 圭子

伊藤八十男

佐藤 準

原口 謙策

片岡 正光

52

32

北大大学院工学研究科分子化学専攻

北大医療技術短期大学部

北見工業大学化学システム工学科

北大大学院工学研究科分子化学専攻

小樽商科大学 商学部

北海道立衛生研究所

小樽商科大学 商学部

北海道工業技術研究所     

小樽商科大学 商学部

   

北大大学院工学研究科

  分子化学専攻

 〒060-8628

札幌市

北区北13条西8丁目

Tel: 011-706-7110

Fax: 011-706-7881

☆☆CALENDAR☆☆

月  日

事  業

場 所

実行委員長

または世話人

2000

  428日(金)

  6月下旬

  717日(土)

   18日(日)

  723日(金)

  726日(月)

 10月 未定

 1013日(金)

 11月初旬

 12月中旬 

 12月中旬

2001

  1月初旬

  1月中旬      

  2

  2月下旬

1回幹事会

支部ニュース第21号発行

16回分析化学緑陰セミナー

2000年夏季研究発表会

北海道地区化学教育研究協議会

公開セミナー

2回幹事会

学会賞候補者推薦委員会

分析化学賞等選考委員会

支部ニュース第22号発行

支部役員候補者選考委員選挙

35回氷雪セミナー

支部役員候補者選考委員会

2001年冬季研究発表会

北海道分析化学賞等授与式

審議会(第3回幹事会)

札幌

札幌

常呂

大沼

札幌

北見

札幌

札幌

札幌

札幌

未定

札幌

札幌

札幌

諸角 達也

小俣 雅嗣

松永 勝彦

金 幸夫

星  座

諸角 達也

上舘 民夫

黒沢 隆夫

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 平成12年度前期事業案内 ☆☆☆

 若手のための緑陰セミナー・常呂(7月15〜16日)のお知らせ

 緑陰セミナーは,今年で16回目となります.このセミナーは分析化学に携わる若手の研究者(大学院生,学部生を含む)を中心とした勉強会であり,同時に交流・親睦の場でもあります.今回は,諸先生のご講演に加えて,学生さんによる研究発表を企画いたしました.分野を越えて討論が盛り上がればと考えております.どうぞお気軽にご参加下さい.

(緑陰セミナー実行委員会)

 北海道 夏季研究発表会・大沼(7月21, 22日)のお知らせ

 標記研究発表会は日本分析化学会・日本化学会・高分子学会・日本エネルギー学会、各北海道支部、日本セラミックス協会・有機合成化学協会の各東北・北海道支部、触媒学会・石油学会 各北海道地区の計8学会の共催で下記のように開催され、約120件の講演発表が予定されております。多数のご参加をお願いします

 

 北海道地区 化学教育協議会(7月26日)のお知らせ

 

☆☆☆☆☆ゥ ☆☆☆☆☆ゥ ☆☆☆☆☆ゥ ☆☆☆ 支部会員の欄 ☆☆☆ゥ

 この欄では、分析化学会の北海道支部会員の転出や転入・新入会など、会員に関する情報をお伝えします。新たに以下の方々の入会が認められました。(ぶんせき2000年4〜6月号から)

これらに関する情報をお持ちの方は、支部ニュース編集委員までお知らせ下さい。

 

氏  名

所  属

氏  名

所  属

金城 正孝 

鈴木 祐介

阿部 歩

山畠 博光

北大・電子研

北大・理

北大・院農

放送大学・教養学部

甲田 裕幸

初瀬尾 雅也

前川 綾江

道立根釧農試

北見工大・工

北見工大院・工

 

 

  • ☆☆☆☆☆ャ ☆☆☆☆☆ャ ☆☆☆☆☆ これまでの終了行事報告 ☆☆☆ャ
  •  

  • Kwang-Pill Lee教授講演会:1999年11月16日(火)、北大院地球環境科学研究科1階会議室において長谷部幹事のお世話にて開催された。韓国における酸性雨等の環境モニタリングの現状についての講演があり、参加者は60名であった。

    第35回氷雪セミナー:2000年1月8日(土)〜9日(日)、今年は有吉幹事のお世話で定山渓温泉の保養所「青らん荘」にて開催された。講演は加藤義昭氏((株)日立製作所)、藤永恵氏(宝酒造(株))、西澤 信氏(共成製薬(株))、中村 伸氏((株)島津製作所)、石井 剛氏(シスメックス(株))の5人の講師によって行われた。なお、参加者は31名であった。

    2000年冬季研究発表会:2月2日(水)〜3日(木)、北大学術交流会館において上舘幹事が実行委員長となり開催された。渡會仁(阪大院理)、武石誠(山形大工)両先生の特別講演2件および一般講演101件(ポスター発表15件)の発表が行われた。また、北海道分析化学功労賞が古市隆三郎氏(北大院工)に、北海道分析化学賞が大澤雅俊氏(北大触媒化学研究センター)に、北海道分析化学奨励賞が吉谷川慎司氏(道警科捜研)に授与され、受賞講演が行われた。参加者は251名であった。

    1999年度審議会(第3回幹事会):2月23日(水)、片岡支部長他37名が出席してホテル神宮にて開催された。事業報告、決算について審議するとともに、次年度の事業案、予算案が承認された。当日審議了承された1999年度支部会計報告の概要は次ページの表の通りである。

    2000年度第1回幹事会:4月28日(金)、片岡支部長、他25名(他委任状16名)の出席により北大クラーク会館にて開催された.前回の議事録が確認された後、理事会報告等がなされた。審議項目として支部役員の異動、事業計画、予算等が説明され、承認された。

     

     

    1999年度北海道支部会計報告の概要

    支   出

    収   入

    会議費 617,147

    講演会費 30,000

    セミナー費 390,000

     氷雪セミナー (130,000)

     公開セミナー (60,000)

     緑陰セミナー (200,000)

    研究発表会費 320,000

     夏季研究発表会 (50,000)

     冬季研究発表会 (190,000)

     化学教育研究協議会 (80,000)

    学会賞推薦委員会費 17,160

    印税配分 790,100

    通信費 122,045

    消耗品費 50,000

    印刷費 68,8500

    人件費 453,000

    北海道分析化学賞等経費 33,720

    備品費 39,900 

    本部よりの補助金 1,228,000

    学会賞推薦委員会 10,000

    印税 1,727,915

    利息 4,360

     普通 (3,007)

     定期 (1,353)

    雑収入 2,371

    当期不足残高 -19,276

    合 計 2,991,922 合 計 2,991,922

    ◆◇◆◇◆◇◆◇

     

    支部ニュースに関するご意見・ご要望がございましたら、下記連絡先までお知らせ下さい。  また、何でも情報伝言板の記事も募集しております。ご協力のほどお願い申し上げます。

    連絡先

  • 諸角達也(北海道大学・大学院理学研究科化学専攻)
  • 〒060-0810 札幌市北区北10条西8丁目

  • TEL, FAX:011-706-2238  E-mail:moro@ees.hokudai.ac.jp

    石田晃彦(北海道大学・大学院工学研究科分子化学専攻)

    〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目

    TEL:011-706-6746 FAX:011-706-6745 E-mail:ishida@dove-mc.eng.hokudai.ac.jp

    小俣雅嗣(北見工業大学・化学システム工学科)

    〒090-8507 北見市公園町165番地 

    TEL:0157-26-9410FAX:0157-24-7719 E-mail:komatams@king.cc.kitami-it.ac.jp

     

  • ◇◆◇◆◇◆◇◆◇

  • 【編集後記】長い冬が去り、北海道は爽やかな過ごしやすい季節を迎えました。
  •   遅くなりましたが、北海道支部ニュース第21号をお届けいたします。巻頭言では平成12年度支部長の高橋英明(北大院工)先生に執筆していただきました。お忙しいなかをお引き受け下さいまして感謝いたします。本号でもご案内致しましたように、これから北海道支部では緑陰セミナーや夏季研究発表会など多くの行事が目白押しです。会員の皆様のご参加をお待ちしております。また、これらの情報をお寄せ下さいましたそれぞれの発表会の世話人または実行委員の先生方にお礼申し上げます。高橋先生の巻頭言にもありましたように、これらの発表会の詳しい情報は、インターネットでも入手する事ができます。ぜひご利用ください。  

  •   4月から4名の支部ニュース編集委員のうち佐藤準(小樽商大)氏と豊田和弘(北大院・地球環境)氏の2名が、石田晃彦(北大院・工)と諸角達也(北大・理)の2名へと、今号からバトンタッチいたしました。北海道支部ニュースへのご支援をこれまでと同様によろしくお願い申し上げます。

              (編集委員:小俣 雅嗣、石田 晃彦、諸角 達也)


     写真などは省略してあります。