◆環境 ・防災◆ 大気環境微粒子を粒別に測定して健康影響の評価を行う | |||||
大気環境中に浮遊する微粒子の健康被害が懸念されているが,その中でも,特に肺がんや呼吸器疾患の原因物質と考えられているディーゼル排気微粒子(DEP)に注目した. 飛行時間型二次イオン質量分析(TOF-SIMS)法を用いてこの微粒子を測定し,一粒一粒から得られる組成情報と形状情報から,その粒子の発生源やその動態を明らかにすることができる.また,この方法により固体試料表面に存在するppmオーダーの極微量成分の分析ができるので,大気環境微粒子による健康影響の評価の基礎データになり得ると思われる. | |||||
【D1006】 TOF-SIMSを用いた大気環境中微粒子の粒別測定法に関する研究 (1.東理大理工, 2. 東大環セ) ○
鈴木
健
一郎
1,冨安文武乃進2, 二瓶好正1 |
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私達が生活している空間には様々な目に見えない小さな粒子が浮遊している。近年これらの粒子による汚染の低減が行政上の重要課題として残されている。また、わが国のガンによる死亡統計において、肺ガンが第一位となったことが知られている。この原因は未解明であるが、煙草等による有害有機物の他、大気汚染物質特に、環境微粒子による健康影響が危惧されている。 |
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