◆生活文化・ 色 で わ か る 匂 い セ ン サ エネルギー◆ |
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匂い成分の分析法は数多くあるが,人間の嗅覚に相当するセンサの開発は古くから望まれていた.本研究は,匂い成分を含むガスを色素をコーティングした光ファイバに導入し,匂い成分による色素成分の色変化を検知するものであり,匂い成分濃度に応じた色素の色の変化が見られた.また,2種類の色素の色変化から匂いのマッピングも可能になった.匂いを構成している個々の成分を分析するのではなく,複雑な匂い中の主成分分析を行うことで,人間の嗅覚に相当する匂いセンサができるものと考えられ,食品分野での応用が期待される. | ||||||||||
【B1024】 色素分子の色変化を利用したファイバ型匂いセンサの開発 (大分大工)○井上高教・高野穣輔・岩野浩和・倉内芳秋・大賀一也 |
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人間の嗅覚に相当するセンサの開発が望まれている.匂い分子種が複雑で,それぞれを特定するのは困難であり,またセンサに選択性を付与するのも難しい.一方,半導体を使ったセンサも少しずつ開発されている.本研究では,色素をコーティングした光ファイバを用いて,匂いガス成分による色素の色変化・光強度の変化を利用した光ファイバセンサを開発することを目的としている. |
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図2 主成分分析の結果 | ||||||||||
図1 装置図 | ||||||||||