[Hiraganabunseki-org] ぶんせき誌の日本語表記についてのお伺い
Kazufusa Shinomiya
shinomiya.kazufusa @ nihon-u.ac.jp
2023年 9月 6日 (水) 19:43:26 JST
坂牧様、皆様
「BUNSEKI-2023-0068-WA」ではお世話になっております。
・食品安全委員会(内閣府)が出している“ファクトシート(パーフルオロ化合物)”では1.名称/別名に「パーフルオロ化合物、ペルフルオロ化合物、パーフルオロアルキル化合物、又はペルフルオロアルキル化合物」とあり、すべての表記が記載されています。
・しかし、化審法の第一種特定化学物質一覧の番号34には「ペルフルオロオクタン酸(別名PFOA)又はその塩」との記載があります。水質汚濁防止法施行令も“ペル”になっています。
・IUPACでどのように日本語になるかはわかりませんが、「IUPAC名(英語)を日本語に直すときは基本的には、日本化学会のルール、すなわち英語の発音ではなく一種のローマ字読みとする字訳方式(たとえばメセインでなくメタン)に従う」(高分子51巻4月号2002年
三田 達Itaru
Mita)とあるので、その場合は法律にあるように“ペル”になるのではないでしょうか?
・ちなみに薬学の衛生化学で学修する過酸化物は、「ペルオキシラジカル」、「ヒドロペルオキシド」とカタカナで表記します。
・どちらも使うようですが、「ペル」と書く方が妥当なような気がします。ただし、“ペルおよびポリ…”という表記は見当たらず、“ペルフルオロまたはポリフルオロ…”か“ペル/ポリフルオロ…”というのもありました。“ペルおよびポリフルオロ”というと何だかわからないので、“ペルフルオロおよびポりフルオロ”と日本語では多少重複しても少し書き足した方がわかるかと思います。そこで、
『ペルフルオロおよびポリフルオロアルキル化合物の包括管理に向けて』というのはどうでしょうか?
ご検討の一助になれば幸いです。
四宮 一総
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Kazufusa Shinomiya
Division of Analytical Chemistry
School of Pharmacy
Nihon University
7-7-1, Narashinodai, Funabashi-shi,
Chiba 274-8555, Japan
Tel: +81-47-465-6137
Fax: +81-47-465-2158
E-mail: shinomiya.kazufusa @ nihon-u.ac.jp
(My e-mail address has been changed since June, 2008.)
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On 2023/09/06 17:28, 坂牧 寛 wrote:
> ぶんせき誌幹事各位
>
> いつもお世話になっております。
>
> 化学物質評価研究機構の坂牧です。
>
> 現在、BUNSEKI-2023-0068-WA『ペルおよびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)
> の包括管理に向けて』
>
> の閲読中ですが、タイトルにもある『ペル』か『パー』はどちらでしょうか?
>
> 過去の記事は『ペル』になっていますが。
>
> IUPAC表記は探せていないのですが、閲読者は『パー』の表記と指摘しています。
>
> お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
>
> 坂牧寛
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>
> Hiroshi Sakamaki, Ph.D
>
> Deputy Manager
>
> Chromatography Department
>
> CERI Tokyo
>
> Chemicals Evaluation and Research Institute, Japan
>
> (CERI, Japan)
>
> sakamaki-hiroshi @ ceri.jp <mailto:sakamaki-hiroshi @ ceri.jp>
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