まあ,ここのところ,レポートの課題を丸投げにしているような質問ばかりだったので,こういう反応になってしまうのは,やむを得ない部分があります.あなたの立場は他の人にはわかりようもありません.一般的なレポート丸投げ風の質問と区別がつくような書き方でもありませんでしたし.というだけではなんなので,わかるところだけでも.> @チロシンはpHによって吸収極大波長がずれますが、その他のアミノ酸でもずれるものがあるのでしょうか?チロシンの吸収の波長依存性はなぜおこるか,という問題を考えるべきです.これは基本的には側鎖のフェノールの解離平衡に起因しています.同じようなことがおこるようなものであれば,当然ずれます.したがって,たとえばフェニルアラニンはずれないでしょう.じつは紫外吸収については側鎖だけ考えてもだめで,カルボキシル基のことも考えないといけません.グリシンやアラニンはチロシンやフェニルアラニンよりずっと短い波長に,ずっと弱い吸収が出ます.これがカルボキシル基によるものです.この吸収は当然チロシンなどにもありますが,芳香族側鎖をもつアミノ酸は,芳香環に起因する強い吸収があるため,そちらに注目することがほとんどです.カルボン酸は弱酸ですから,カルボキシル基の吸収も解離状態によって,つまり pH によって変化します.> Aアミノ酸、あるいはタンパク質においてpHによって吸収極大波長がずれる現象は可逆的でしょうか?(pHを戻せば元通りになるのでしょうか?)アミノ酸については可逆でしょう.たんぱくにおいては可逆でない場合もあり得ます.それはたんぱく分子の高次構造が吸収に影響する場合があるからです.とくに金属イオンなどを含む複合たんぱくの場合は,変性によって金属が取れてしまったり,あるいは配位のしかたが変わったりすることもありえます.> Bタンパク質において熱変性によって吸収極大波長や、同波長での吸光度には変化があるのでしょうか?これも(2)と同様,そういう場合はありえます.> Cこれらについてのいい参考書があればお教え下さいアミノ酸やたんぱくの基本的なことは,生化学の教科書なら何でもかまわないと思います.あとは,有機化学,分析化学の基礎は,やはり知っていなくてはいけないでしょう.それらを有機的に結びつけて考えられるかどうかは,理解程度と,慣れの問題でしょうか.
>幽霊会員さんありがとうございます。紫外線の吸光が電子の遷移と深く関連している程度のことはのはわかっていたのですが、これが条件にて変化してしまうのでは実験系を組み立てるときによく考えなければならないなと感じました。 タンパク質の場合pHによる吸光度の変動は、変性による側鎖の露呈と考えていましたが、それだけではないことに気がつかされました。 カルボキシル基の吸収はもっと長波長側で起こると思っていました。確認してみます。私は今、ある試験に向けて勉強中なんですが、このような問題は生化、有機、分析の分野を総合的にみれば解決できそうなことだとわかりました。タイムリミットがある中、学生時代に学ばなかった生物物理などの他の分野にまで手を出すべきかどうか悩んでいる状況だったのです。tenkoさんのように自分で実験してみればいいというお言葉は本当にそう思います。手を動かさないと得られるものが少なというのは学生時代に痛感してきました。私の質問で気を悪くされた方々には謝罪いたします。申し訳ありませんでした。